フィーヤンのポップスター☆ねむようこ先生の

最新作『トラップホール』１巻がついに発売！

幸せ絶頂からどん底につき落とされ、
29歳にして上京したハル子の波瀾万丈な日々に、
連載当初から応援・共感の声が鳴り止まない本作。

待望の第1巻発売を記念して、
ねむようこ先生にインタビューを敢行しました!!
 

定価980円


書店用POP
 

編集部（以下、編）：「トラップホール」第1巻発売おめでとうございます！
　　　　　　　　　　　新しいねむワールドに、毎月反響が続々届いております。
　　　　　　　　　　　第1巻ぶんを描いてこられて、今のお気持ちは？

ねむ（以下、ね）：あっという間でした。

編：前作と比べ、ぐっと大人っぽい内容に描かれている本作。
　　どんなところに気をつけて、お話づくりや作画をされていますか？

ね：特別に意識しているというわけではありませんが、
　　前作「午前３時」シリーズで描けなかったことを描けたらいいなぁと思ってます。
　　
　　前作はほとんど舞台が会社の中だったので背景があんまり変わらなかったのですが、
　　今作は主人公の生活の場所がどんどん変わっていくので
　　作画のための資料を集めるのにわりと手間がかかります。
　　でもそこが楽しいところでもあります。

　　これ描いてた時まだ東京駅が工事中でした。


工事中の東京駅は迷路のようでした。

編：主人公の“どん底オンナ”＝ハル子にはモデルはいますか？ 

ね：いません。
　　これ、モデルがいたら逆に漫画にしにくいですよね。
　　ただ、身の回りの人たちの痛い話の寄せ集めなのかもとも思います。


ハル子、がんばれ！

　　ハル子の友達のよねちゃんはちょっとだけ友達に似せてます。

優しいメガネ女子、よねちゃん。

編：「トラップホール」で特にお気に入りのキャラ、
　　描きやすいキャラ、描きにくいキャラを教えてください。

ね：浅野くんは描きやすかったです。
　　ある意味とってもピュアな人だと思います。
　　ヒゲをね、ちょいちょい描き忘れるんでそこはやっかいでしたが。


ヒゲ男子・浅野。細かいコマでもヒゲ描き込まれてます！

　　よねちゃんの会社にいる若い女の子がお気に入りです。
　　また描きたい。描くタイミングあるかなぁ…。


名言を放ちまくる、エッジのきいた彼女。

 

編：1巻の中で一番お気に入りの扉絵を教えてください。

ね：5話目のカラー扉が気に入ってます。
　　単行本にはカラーで収録できないのでお見せできないのが残念ですが。
　　自分的に頭のバラを山吹色にしたのがグッジョブです。（自画自賛） 


単行本ではお見せできない分、ここでカラーを披露しちゃいます！
Action.5／フィール・ヤング2012年10月号掲載

編：1巻の中でお気に入りのシーンやセリフがありましたら教えてください。

ね：第3話のラスト。
　　屋上のドアを開いてぶわっと視界が広がるところが気に入っています。
　　私自身も立体駐車場の屋上とか大好きです。
　 バカは高いところが好きって言いますね。

先生、そんなことおっしゃらないで！ 気持ちよさそうな屋上ですね。

編：次に、単行本カバーについて教えてください。
　　イラストのモチーフはどんなところから発想されたのでしょうか？

ね：あんまり意識してなかったのですが、仕上がってみると
　　自分で自分の首を絞めているような構図が象徴的だと思います。
　　というわけで、モチーフは「縛り」で。
　　
　　第5話の扉絵のラフを上げた時に
　　担当さんに「ねむさん縛るのとか好きなんですか？」って
　　謎のコメントを頂きましたが別にそういうわけでは無いです。

そ、そんな経緯が。ぜひカバーを広げてイラストの全容も見て下さい。 

編：黄色いテープが張りめぐらされたかっこいいカバーになりました！
　　ねむ先生のお気に入りポイントを教えてください。

ね：あこがれの！UV加工が！嬉しい！つるつる！


テープ部分がUV加工です。ぴかぴかつるつる！！    

編：2巻以降、どんなところを楽しみにしていてほしいですか？

ね：ハル子の周りの環境の変化とそれに伴うハル子自身の変化を楽しんで頂けたら嬉しいですね。
　　バカだなぁ～って言いながら愛してほしい……。

【『午前3時の無法地帯』のドラマ化について】


『午前3時の無法地帯』が

本田翼×オダギリジョーで実写ドラマ化！

2013年3月20日から、BeeTV＆dビデオで独占配信スタート！


©2013ねむようこ/祥伝社/BeeTV

詳細はこちら→ http://pre.beetv.jp/pg/10000441/

編：大人気既刊『午前3時の無法地帯』のドラマ化おめでとうございます！
　　ドラマ化が決定したときのお気持ちを教えてください！

ね：マジか！

編：撮影見学もされましたが、ドラマの現場で
　　最も印象に残っていることを教えてください。

ね：タバコの吸い殻が小道具としてストックしてあったこと。
　　スタッフの方がジップロックに入った吸い殻を灰皿に補給されてました。

　　画面に映るか映らないか分からない細かいこだわりが
　　こうやって全体を作ってていくんだと感銘を受けました。
　　神は細部に宿るとは…！

編：詳細は4月号掲載のルポマンガをチェックしてくださいね☆
　　それでは最後に、フィーヤン読者の皆さんにメッセージをお願いします。 

ね：インフルエンザにきをつけて！

編：まだまだ寒いですからね。ねむようこ先生、ありがとうございました！！

発売中のフィール・ヤング3月号は300号記念豪華号！
「トラップホール」のハル子が表紙を飾っていますので
こちらも合わせてチェックを☆



今後も波瀾万丈な日々が続くハル子にご声援お願いします！
愛して下さい!!!!


（取材：2013年2月某日）