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『&』7巻刊行記念! おかざき真里スペシャルインタビュー!
おかざき真里先生の大人気連載
『&ーアンドー』最新刊、第7巻が絶賛発売中です!
定価980円
▼あらすじ▼
昼は医療事務として働き、夜はネイルサロンを開いている薫は
19歳年上の医師・矢飼とつき合っている。
ダブルワークの薫と昼夜問わず働き詰めの矢飼———
互いに多忙な2人だったが、久しぶりに休日デートをすることに。
しかし楽しい時間も束の間、矢飼に病院から呼び出しの電話が。
笑顔で見送る薫だったが、心には些細な「ひっかかり」が残って…。
一方、彼女がいるにも拘わらず、
薫に恋心を抱いている後輩・シロちゃんが
ついに積年の想いを明かして———!?
それぞれが育んできた"恋"が迎える新たな局面に、
胸が騒ぎ、心掻き乱されます…!
いよいよクライマックスへ向けて加速し始めた第7巻。
発売を記念して、おかざき先生にインタビューを敢行!
今回も作品についてやプライベートの近況についてなど、
たくさん質問しちゃいました。
▼△『&ーアンドー』7巻について△▼
編集部→編
おかざき真里先生→お
編:7巻発売おめでとうございます!
お:ありがとうございます。
編:7巻をずばり一言で表現するとどんな巻でしょうか?
お:うーん。「ラス前」!…ですかねえ。
編:7巻の中で、お気に入りのシーンがありましたら教えて下さい。
お:築地にいって 手をつないで歩くシーン。
「&」7巻、Number35より
編:仲むつまじい2人の姿が印象的でしたね! 他にはありますか?
お:Number37で「ちがいますよ そんなことは ないですよ」という薫に
育が「あんたかよ」というシーン。
そのあと「なんだろう…この疎外感」とシロちゃんが肩を落とすシーン。
こういうのを描くの好きなんです。
「&」7巻、Number37より
編:薫と育のセリフの応酬と、それを見ているしか出来ないシロちゃんが絶妙でした(笑)。
では引き続き、7巻の中で気に入っている、
思い入れのあるセリフやモノローグなどありましたら教えて下さい。
お:Number36で「女同士の空中戦で男が被弾しまくってんなー♪」のところ。
こういうの好きなんです…。
「&」7巻、Number36より
編:シロちゃん・薫・育の修羅場を高みの見物している茶沢さんの一言は、冷静かつ的確でした!
他はどうでしょう?
お:Number39のモノローグ
「重なっていると錯覚するのが 恋愛? 錯覚 だから約束が大事 約束があると恋になる」
「&」7巻、Number39より
編:7巻収録分のカラー扉について、制作裏話など、ご解説お願いします。
Number36
Number38
お:Number36は、シブい色で華やかにしたくて。
以前ネットで「凶暴なペリカン」の動画を見て以来
ペリカンがよくカラー表紙に登場しています。
編:Number35では、明け方に帰ってきた矢飼が薫を連れ、築地市場を訪れています。
おかざき先生も実際に築地市場に行ったことはありますか?
お:実はないんです…。
編:! そうだったんですね!?
すごい臨場感だったので、てっきりよく行かれているのかと…。
お: ずっと行きたいと思いつつ、
今回背景を描いたり調べたりしてその気持ちがますますつのりました。
編:これまでも度々登場していたシロちゃんの会社のメンバーですが、
Number36ではなかなか意外な一面を見せていますね!
それぞれのキャラクターへの思い入れや裏設定などありましたらぜひお聞かせ下さい。
お:もうちょっと動かしたかったのですが、動かなかったですね…。
設定はいろいろ作ったのですけれど、描かれているものが全部ということで。
編:引き続きNumber36、薫+シロちゃんの会社の面々でBBQという
非常に面白いシチュエーションでしたが、
おかざき先生はご家族やご友人とバーベキューしたりしますか?
お:小さい頃、やはり家族でよくBBQにいきました。
最近は親戚が集まって大BBQ大会やりました。
子供たちとキャンプいったときもやります。
編:大BBQ大会! すごい楽しそうです!!
その時はおかざき先生はどんなポジションなんでしょう?
お:すみっこでずーっと焼いて飲んでる。それかぼーっとしています。
編:7巻のカバーイラスト、
今回は「蝶」と「花(名前ありましたら教えて下さい!)」の
モチーフですが、この2つにされた理由をお聞かせ下さい。
お:花はとくにどの種類というのはないです。
毎回モチーフ何にするのか悩みます。
1巻で花を描いてしまったのですけれど、それとは違う感じにしようと思って。
編:今巻は薫の目線がちょうど蝶を追いかけている構図がステキですよね!
▼△おかざき先生の近況について△▼
編:ドラマ「あまちゃん」にかなりハマっていらっしゃいましたが、
作品の魅力、見どころ、好きなキャラクターなど、お好きに語ってもらって良いですか?
お:いえいえ。はまったほかの漫画家さんに比べればわたしなどまだまだ浅いです。
もともと小池徹平君が好きで、「ストーブさん」の役どころがめちゃくちゃツボでした。
理想のタイプ・ストーブさん と言っても過言ではないです笑。
毎朝一番下の娘と観ていました。
娘は「ずぶん先輩」がいつフォーゼに変身するのか
(役者さんが同じだったので)ドキドキしていたようです。
編:確かにたくさんの漫画家さんがハマっていらっしゃいました!
ご謙遜されていますが、おかざき先生の熱もしっかり伝わってます!
さて、気がつけばもうすぐ年の瀬ですが、
2013年を振り返って、今年はどんな年でしたか?
お:引きこもって淡々と漫画を描いていました。
「&」もしんどいエピソードをじわじわ入れていく
話が多かったので描いてて少し消耗、みたいな。
できるだけ平穏に過ごすようにしていた一年でした。
編:では、今年の残りあと約1ヶ月でやっておきたいことなどはありますか?
また、来年にやってみたいこと、チャレンジしたいことなどはありますか?
お:年末進行の〆切が終わったら、いろんな人に会いたいです。
鍋をつつきたい!麻雀したいです!
来年は新しい漫画を…。いろいろ挑戦したいです。
身体作りもちゃんとしないと。
本当座りっぱなしなので骨格からやばいです。
編:最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
お:あと少しになりました。フィールヤング本誌の方では最終回です。
ここまでお付き合いくださった読者の方に背中を押していただいてここまでこれました。
本当にありがとうございます。
単行本はあと一冊、どうぞ楽しんでいただけますように…。
(おじぎをする)
編:ありがとうございました!
同日発売のフィール・ヤング1月号では、ついに最終回を迎える「&」…。
そして2月号からはスピンオフ番外編を掲載予定です。
お楽しみに☆
(取材:2013年11月某日)