名門大学の学生寮を舞台に、男子60名の
パワフルで瑞々しい青春を描いた「森文大学男子寮物語」。
フィーヤンにて「男子集団を描く」という新鮮な作品だったわけですが、
そんな連載を振り返っての制作秘話を伺ってみました!

sinbun_cover.jpg定価970円

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「森文大学男子寮物語」について 

編集部(以下 編):09年は夏〜秋にコミックスが3ヶ月連続刊行されましたね。
         おめでとうございます!
         09年は山中先生にとってどんな年になっていますか?

山中:ありがとうございます。
   家族の一人が倒れた所からはじまり‥3ヶ月連続刊行もあり‥
   悲喜こもごも満載の1年になっています。
   いい1年の途中を過ごしています。


編:「森文大学男子寮物語」はそれぞれ主人公がかわる、オムニバス形式の作品ですが、
  その中でもお気に入りのキャラはいますか?

山中:根岸が好きです。
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編:4話の主役で、しっかり者のマイペース寮長。
  この人、他のお話でもちょこちょこ色々登場していますよね。

※※※

編:学生寮という特殊な場を舞台としていますが、
  この作品を描くにあたって何か事前準備をしましたか?

山中:取材にいった他、これといった準備をせずに始めたのを、後々後悔しました‥。

編:お、おつかれさまでした!!
  取材でお世話になった某大学の寮に伺った皆さん、本当にありがとうございました〜。

 


制作段階のこと

編:原稿制作において、好きな作業と苦手な作業を教えてください。

山中:どの作業も好きです。
   強いて言うならペン入れが苦手かも。


編:人物を描かれる時に、描いていて楽しいと感じるのは、
  どんなところを描いている時ですか?

山中:女の子の感情的な表情とか。
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編:編集部では、第3話登場の、マイ(特にダイエット前)が人気でした。


漫画家生活について


編:今年はお引っ越しをされたそうですが、新居での生活はいかがですか?

山中:快適です!
   お庭があるよ。


編:お仕事の気分転換はどんなことをしていますか?
  お気に入りのおやつなどはありますか? 

山中:お庭の手入れをしたりします。
   おやつは…チーズ系のお菓子が好きです。
   甘いカリカリ梅が好きすぎて今年は自分で漬けました。 
   市販品なら赤城フーズの「甘梅」が一押しです。おいしいよ。
   あとロシェのヘーゼルナッツのチョコに5年間くらいはまりつづけてます。


編:お庭の手入れだなんて、うらやましい。ステキライフうらやましい…。

※※※

編:お好きな小説作品を教えて下さい。

山中:今年読んで心に残ったのは、横山秀夫先生の「半落ち」です。

編:偶然にも祥伝社販売部の男性が元・横山先生の担当だったので、
  かなり盛り上がってましたね!

※※※

編:今後、訪れてみたいところはありますか?

山中:カッパドキア、養老天命反転地(2回目)、アンコールワット、知覧、屋久島、
   フランス、ベネチア、北海道の道北、道東‥‥。

編:最近の旅先のお写真をいただきました!
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白川郷

okini.JPG
お気に入りの淵

iriomote.JPG
西表、夜明け前

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竹富島、人がちいさい


編:今後、チャレンジしてみたいと思っていることはありますか?

山中:空を跳んでみたいです。
   飛行機以外で‥100%安全な方法で。スリルやサスペンスは求めない方向で。


編:風船ヒコさん…ではなく、パラグライダー的な方向なんですね。

※※※

編:最後にフィールヤング読者へメッセージをお願いします。

山中:心から、ありがとうございました!

編:インタビュー、おつかれさまでした。
  「森文大学男子寮物語」は大好評発売中! よろしくお願いします!!

(取材:2009年10月某日)