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「ひばりの朝」2巻発売! ヤマシタトモコインタビュー
男からは性的に扱われ、女からは敵と見なされるーー。
毒の渦中にたたずむ中2少女・手島日波里の鮮烈な10代を描いた話題作、
「ひばりの朝」。
その待望の完結巻がいよいよ発売!
完結に寄せてヤマシタトモコ先生にインタビューを敢行しました!
定価700円(B6判)
ポスター
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編集部:編 ヤマシタ先生:ヤ
編:ひばりの朝完結おつかれさまでした。
ヤ:ありがとうございます。なんとか終えることができました。
皆さんがどう思われたのか、感想をお聞きしたいです。
編:手島日波里と、彼女をとりまくさまざまな男女の感情を毎回鮮烈に切り取ってらっしゃり、
「ぞくぞくする」「深くハマる」という声が寄せられましたが、
ヤマシタ自身、この連載の立ち上げから最終回までの描き味はいかがでしか?
連載序盤、喫茶店でネームを練ってらっしゃる様子などがツイッターで書かれていらっしゃいましたが。
ヤ:思いがけず美知花がぐんぐん個性を発揮して日波里の鏡になってくれたので、
自分の中でテーマがより明確に、話もぐっと進んでくれた感じがします。
はじめはこの話を考えるのが精神的にきついと感じるときもあったのですが、
描いているうち、次第に冷静になっていったように思います。
全国共通POP
編:女性向け雑誌で描き初めて5年目になりますが、執筆する上で意識の変化はありますか?
ヤ:うーん、相変わらずただただ必死です。
書店チェーン別POP
編:この5年、カラーイラストを描く上での変わったと感じることや、
意識的に変えたことはありますか?
ヤ:ひばりの朝に関しては、作品全体のイメージが比較的はっきりしていたので、
そのイメージに合わせてちょこちょこと今までと違うアプローチをしたり、
楽しかったです。
ぼかしを多用したり強い色を使ったり
違う塗り方の要素を組み合わせたり。
編:「ひばりの朝」の中で、お気に入りのシーンやイラストはありますか?
ヤ:美知花が母親に「言ってるコトがおかしいよ」と言うシーン。
美知花もまた孤立無援です。
編:作品を執筆する上で、励みになることはありますか?
ヤ:やはり読んでくださった方のお言葉が
いちばん、とんでもなく、猛烈に。です。
編:最近ハマっていることやものはありますか?
ヤ:1巻のインタビューを見返したら「SHERLOCK」と答えていましたが
相変わらずSHERLOCKです。
そして英会話に通っております。
あとユッシ・エーズラ・オールスン作『特捜部Q 檻の中の女』が
たいへんおもしろかったです。
編:SHERLOCKに相変わらずハマっている様子です。
カスタムパーツで作ってみましたレゴ。
この夏、イギリスに旅行も行ってまいります。
特捜部Qの挿画で自分のPCをデコりました。うーんかっこいい。
新しいトランクも…特捜部Q。
うちのいぬです。かわいすぎますね!
編:今年後半、やりたいことは何ですか?
ヤ:英語の勉強。
勉強らしい勉強をするのは
高校卒業以来14年ぶり(14年ぶり!)なので楽しいです。
編:最後にフィールヤング読者へのメッセージをお願いします。
ヤ:ひばりの朝、苦しい内容の話ですが、
何か感じていただければ幸いのかぎり。でございます。
編:ありがとうございました!