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じゃんぽ〜る西「モンプチ 嫁はフランス人」発売記念インタビュー!
漫画を描きながらの育児に大奮闘中のじゃんぽ~る西先生。
単行本の発売を記念して、インタビューを敢行しました!
○●作品紹介●○
働きに出る妻を見送ったあとは、
妻から降り注ぐ愛の言葉に戸惑いつつ、
男目線で語られる、新米父のイクメン記は爆笑必至♡
「愛が大事なフランス人妻ד愛が苦手”な日本男子」
デコボコ夫婦関係にも注目です!
▲語学誌に連載中の漫画コラム
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編集部=編
じゃんぽ~る西先生:JP.西
編:発売おめでとうございます! 今のお気持ちを教えてください。
JP.西:2ヶ月間ほど締め切りの連続で綱渡りのようなスケジュールだったので無事に終わってほっとしています。
早く映画館に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観に行きたいです。
編:今回、育児ものを描いてみようと思われたのは何故ですか?
JP.西:パリ滞在記シリーズの仕事が終わった後に、日記的な内容のネームを描きためていたものが
自然に育児ものになりました。
編:夫&父目線での育児まんがは、また女性とは違った視点も多くて毎回たのしみです。
それでは、『モンプチ 嫁はフランス人』の中でお気に入りのシーンや、
ぜひ読んでほしいエピソードがあれば教えてください。
JP.西:今回は装幀デザイナーの方と編集者さんと一丸となって、単行本のカバーを、
あーでもないこーでもないと練り続け、デザインラフだけでも20パターン以上出た後に
今の形に決まりましたので、カバーには思い入れが強いです。
▲カバー下の本体表紙もかわいいです♡
その過程だけで「プロジェクトX」が出来そうなくらい熱い道のりでした。
私は最初にイラストを出しただけなので、実際に大変な作業をされていたのは
デザイナーの方なのですが…。良いカバーになってとても気に入っています。
内容では子育てエピソードの他に「ビズの習慣」や「名付けエピソード」など
フランスの文化を紹介しているものがあるので是非読んでいただきたいです。
▲「ビズ」をする? しない? のフローチャート図解!
編:作中、息子さんが独自に「幼児語」を編み出しているというエピソードがありましたが、
他にもなにか面白い幼児語はありましたか?
JP.西:「丸の内線」を「まるのおうちせん」、「行き止まり」を「ゆきだるまり」と言っています。
新しい言葉を覚える時に、自分の知っている言葉、例えば「おうち」や「ゆきだるま」で
作ってしまうようです。面白いなと思って聞いています。
▲大人には想像もつかない独自の「幼児語」はとってもキュート♡
▲JP.西「子どものおもちゃ。フランスと日本の絵本がごちゃまぜになっています。」
編:なんとも微笑ましい息子さんのエピソード♡ ナチュラルにバイリンガルになると思うとうらやましいです…。
それでは、結婚&お子さんができて、独身のときといちばん変わったなと思うことはどんなことですか?
JP.西:平日昼間に外を歩いていても世間に不審者扱いされないことですね。 子供を連れていると。
あとはスーパーや八百屋のおばちゃんと顔馴染みになって挨拶したりとか、
独身の時には考えられないようなことが普通に起こります。
自分が変わったよりも周囲の受け止め方がガラリと変わりました。
<近況のこと>
編:最近お好きなテレビ番組・映画などはありますか?
JP.西:ラジオ番組の「テレフォン人生相談」にハマって、作業中BGMとしてしばらく聴いていました。
お気に入りは幼児教育研究家の大原敬子先生が登場する回です。
▲JP.西「カレンさんのオーディオシステム。子どもが激突しても大丈夫なように
家具の角やドアのガラスを保護してあります。壁に貼ってある絵はカレンさん作。」
編:今ハマっているものはありますか?
JP.西:1年ほど前からメダカを飼っています。
白メダカ、黒メダカ、白パンダメダカ、楊貴妃メダカ、みゆきメダカ、リアルゴールドメダカなど…。
何言ってるか全然わからないでしょ(笑)?
▲JP.西「メダカ飼育セット。毎日エサをひとつまみあげて、一週間に一度水を三分の一換えるだけ。」
▲JP.西「私がフランスで買い集めたフランスの漫画本。端に写ってしまったのは高1の時に買った
宮沢りえファースト写真集。」
編:2015年、のこり半分ですが、何かしておきたいことは?
JP.西:前半はひきこもり生活を続けたので、友達にもっと会って話をしたいですね。
おっさんになるとお互いなかなか難しいんですけど。
編:それでは最後に、フィールヤング読者さんへコメントをお願いします!
JP.西:いつも読者ハガキで感想、激励のメッセージを送ってくださって感謝しております。
皆さんの声が漫画の作業の力になっています。
連載開始からだいたい1年半経ち、ようやく1冊の本にまとめることができました。
どうぞよろしくお願いします。
(取材:2015年7月某日)