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南Q太「グッドナイト」1巻 発売記念インタビュー!
雑誌掲載のたびに、
「涙が止まらない」
「あんな姑殺しても罰は当たらない」
など様々な想いが寄せられた
『グッドナイト』1巻がついに発売されました!
6年ぶりのフィールコミックス新作刊行ということで
南先生にインタビューを敢行しました。
その前に、まずは作品をご紹介。
本体価格900円+税
書店用相関図POP
晴子は嫁いだ家で姑にイジめられ、
産んだばかりの長女を本人不在の親族会議で奪われてしまう…。
支配的な姑、意地悪な義姉、頼りない夫。
孤独で切ない結婚生活は、
徐々に晴子の心を蝕んでゆき…。
1話まるごと試し読みはこちら
南Q太スペシャルインタビュー
<作品について>
編集部(以下、編):『グッドナイト』1巻発売おめでとうございます。
まずは一言お願いします。
南:無事本になってよかったです。名久井さん(※)のデザイン最高嬉しい。
編集の皆様にもお世話になりすぎましたすいません
※編集部注/名久井さん:本作の装丁を手がけた名久井直子氏
編:連載開始の経緯や着想のきっかけをお聞かせください。
南:はじめは編集さんから「独身中年女性ののんびり暮らし」みたいなのを
お願いされて、それで考えてたらなぜかこうなりました
主人公像は「既婚で姑と同居」している真逆の女性に
編:この作品を描いていて楽しいところ、またはつらいところはありますか?
南:最近集中力がなくなって考えること、
描くことにとても時間がかかるようになりました…
編:姑、義姉からのイジメ、舅の介護、夫との微妙なすれ違いなど
晴子をとりまく状況は明るいものではありませんが、
作品を描く上で気をつけていることはありますか?
南:迷いながら描いてます。
介護にうんこは欠かせない要素としてありますが
さすがに描かないと思います
認知症になってしまった姑の世話を黙々とする晴子
舅と夫。力ない目元がよく似ている
編:作中、思い入れのあるシーンはありますか?
南:もっとうまく描けないかなあと思うところばかりです
…と、南先生がおっしゃるので編集部イチオシのシーンを…
<漫画制作について>
編:漫画を描く上で欠かせない画材などがありましたら教えてください。
南:どこででもどういう条件でも描けるように、
画材にはこだわらないように気をつけています
カッター、ペンなどがコンパクトにまとめられている
編:漫画を制作する上で好きな工程・嫌いな工程を教えてください。
南:前は消しゴムかけが嫌いでしたが今はそうでもない。
仕事机を持ってなくて仕事の時だけ子どもの勉強机を借りてますが、
終わったあとでぴかぴかにしてやると気分がいいです
編:お仕事机がないとは驚きです…。
ネーム中、または作画中に欠かせないものはありますか?
南:つねに横になれるよう、長座布団
糖分補給に板チョコ
編:南先生ありがとうございました!
『グッドナイト』はフィール・ヤングで絶賛連載中!!
1話たりとも見逃せません…!
(取材:2014年10月某日)